EDの原因・対処法
2018.12.03

EDが怖いならタバコはNG!EDの意外な原因とは

「メンソールのタバコを吸っているとインポになる」という都市伝説を聞いたことはあるだろうか。この噂の由来は諸説あるものの、結論からいうとメンソール味が性機能に影響を及ぼすことはない。しかし、全くのデタラメと断定するには早計だ。なぜなら、喫煙自体がEDの原因になり得ると認められているからである。

タバコはEDの原因に…「なる」!

愛煙家にとっては耳にしたくない話だが、メンソール味がついているかどうかに限らず、タバコはEDの発症リスクを上げてしまう。これは噂や都市伝説ではなく、EDを専門に診る泌尿器科学会が中心につくったガイドラインの中で、根拠もそろえて述べていることなのである[1]。

喫煙とEDの関係については、世界各国で調査が行われている。イタリア、オランダ、スペイン、中国、オーストラリアでは、喫煙者の方が非喫煙者より明らかにEDを患っている割合が多かったのだ。また、いくつかの国ではタバコの本数とED罹患率の関係も調べられており、ヘビースモーカーであるほどED患者が多かったと書かれている。

EDの発症には様々な理由があるが、タバコについては血管や血流の障害、交感神経への刺激などが要因になっていると考えられている。喫煙者がもれなくEDになるわけではないが、勃起力の低下が気になっているのであれば減煙、禁煙を検討すべきであろう。生活習慣の改善で、誰にも知られずEDを治すことができれば、一石二鳥というものだ。

だが、禁煙によって絶対にEDが治るわけではない。EDのリスクファクターは、身近な生活習慣や薬によるものなど多岐にわたって存在する。ガイドラインに掲載されているものを中心に紹介しよう。

医学的に認められているEDの原因とは

病気が原因のものは、病気そのものの治療が必須であるが、生活習慣の改善でコントロールできるものにも注目して欲しい。

加齢

世界中の調査結果から、最重要リスクファクターとされているのが加齢だ。別の見方をすれば多かれ少なかれ誰でも性的能力は徐々に衰えるものなので、自然の成り行きだと思うこともできるだろう。

しかし、統計を見ると40~50代では約1割強が中程度のEDを患っているとのことで、全く気にしなくてもよいというには数字が大き過ぎる。1割に入らないためには何ができるか、続くリスクファクターをご覧いただきたい。

肥満と運動不足

こちらもトップ3に入る原因だ。米国で2万人を越える男性を14年間追跡調査したところ、全く健康であったとしても、その後肥満になるにつれてEDのリスクが上昇したというのだ。また、同じ集団で運動量についても見ると、少ないほどEDリスクが上昇していた。太って怠惰な中年男性は、ベッドでもパッとしないという傾向が医学的に認められているというわけである。

男性ホルモンの低下

あまり知られていない事実だが、男性の体内において男性ホルモンの分泌量は20歳前後をピークとして年齢とともに下がっていく。男性ホルモンが低下し過ぎると女性の更年期障害のように様々な不調が起こり出し、「男性更年期障害」という状態になる。EDの原因には、男性ホルモン低下も含まれると指摘されている。

しかし、男性ホルモンの分泌量を意識することは難しい。加齢による低下はどうしようもないのではと思えるかもしれないが、生活習慣である程度コントロールが可能だ。詳しくは『男の人生を決める「男性ホルモン」|減少を止めるためには?』を参照いただきたい。

病気

勃起という現象は外から見る分にはシンプルだが、神経や血管などが複雑に関わり合って起きている。そのため、神経や血管にダメージが及ぶ病気にかかると、合併症としてEDが発生してしまうのだ。中でも生活習慣病は筆頭で、糖尿病や高血圧、腎臓病などで因果関係が指摘されている。合併症としてのEDは原因疾患の治療が最優先であるが、生活習慣病の予防は非常に有効なED対策である。

ここまでで原因を中心に紹介したが、いくらEDの原因になるとは言え、長年染み付いた生活習慣を変えるのは容易ではない。働き盛りのサラリーマンでも導入しやすいED予防の生活習慣改善を下記で紹介しているので、今日から取り入れてみよう。

たった1つの質問でわかるEDの進行度

最後に、自分のEDの度合いがわかるチェック方法を紹介しよう。読者の中には、調子の良いときと悪いときが混在していて、EDかわからないという方もいるだろう。そこで、簡単にチェックする方法が朝立ちの状況を調べるというものだ。

もし、1週間以上無いといった場合は黄色信号。なぜか?対策として何があるのか?続きは『「最近、朝立ちしてますか?」EDの隠れサインを見逃すな』からご覧頂きたい。

参考文献

  1. [1]日本泌尿器科学会ほか編. 加齢男性性腺機能低下症候群診療の手引き 第1版. じほう 2007; 10-27

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