EDの原因・対処法
2018.12.03

ED予防によい食事とは?働く男のカロリーハック

精力増強によいとされる食べ物は数多くある。マカ、黒ショウガ、にんにく、マムシ、うなぎetc…数え出したらキリがないのだが、この記事でお伝えしたいことは食事習慣。精力、もとい勃起力を低下させる要因のひとつに「肥満」があると医学的に証明されているのだ。しかし、EDが目立ってくる40~50代は働き盛りでもある。そんな忙しい毎日でも最適な食習慣にどうコミットするか?男のカロリーハックをご紹介する。

ED予防の大敵「肥満」

中年に差し掛かるタイミングで腹が目立ってくるというのはよくあることだが、肥満とEDに相関関係があるというのは少し意外かもしれない。しかし、EDを専門に診療する泌尿器科学会が中心につくったガイドラインによると、EDのリスクファクターとして上位に挙げられているのだ[1]。

米国で中高年の男性約22,000人を14年以上にわたり調査した結果によると、最初は健康かつBMIも理想値であっても、BMIが上がるにつれてEDリスクが上昇した。最もEDリスクが高まったのは、BMI30以上のグループだったという。BMI30を身長に対する体重に当てはめると、下記のようになる。

  • 身長170cm → 体重86.6kg
  • 身長175cm → 体重91.9kg
  • 身長180cm → 体重97.5kg
  • 身長185cm → 体重102.5kg

近頃、下半身の元気が落ちてきていてBMIが30付近という方は、ダイエットを検討しよう。ということで、続いて働く男に向けたカロリー制限の仕方を紹介する。

働く男性におすすめのカロリーハック

社会人、さらに管理職ともなれば、飲み会や会食の機会が多いだろう。そんな中で食事を抜いたり、極端なダイエット食に切り替えたりすると余計に不健康になる恐れがある。まずは、知らず知らずのうちに摂り過ぎているカロリーを減らすことから始めよう。

食事はゆっくり・普通盛り

満腹感は食事量だけによらないということをご存知だろうか。食欲は脳の満腹中枢という部分が支配しているが、この満腹中枢は咀嚼によっても刺激を受けるとされている。よく早食いは肥満につながると言われているが、これは咀嚼回数が少ないために、満腹中枢が十分刺激されるまで時間がかかり、その分食べ過ぎに繋がってしまうからだ[2]。

いつも大盛りを頼む身近な人は、同時に早食いであることはないだろうか。今まで大盛りサイズが通常だった場合、普通サイズにして、少し時間をかけて咀嚼してみて欲しい。

3:1:2の法則でカロリー制限

食べるものの選び方については、毎日ヘルシーなものを意識するのは面倒な上に続かない。そこで、「3:1:2の法則」をおすすめする。内容は、主食(白米、パン、麺)と主菜(肉類、魚介類、卵類)、副菜(野菜、海藻類、いも類)の摂取割合を3:1:2にするというもの[3]。

食事量を極端に減らす必要はなく、野菜の量を増やすだけで全体のカロリー低下につながる。外食で選ぶものを極力定食にするだけでも、副菜の摂取量が増えるので有効だ。

つまみ選びのテクニック

社会人であれば、同僚との飲みニケーションは珍しいことではない。少しのアルコールはストレス解消になり、職場の人間関係づくりにも役立ってくれる。しかし、居酒屋のメニューは高カロリーのものが多いため、気付かぬ内にカロリー過多になっている可能性がある。覚えておいて欲しいのは、料理は調理法によって油の使用量とカロリーが大きく変わるということだ。

下記のような、油の使用量が少ないつまみの置き換えを実践してみよう。

  • 唐揚げ → 焼き鳥
  • 揚げ出し豆腐 → 冷奴
  • トロ刺し身 → 赤身刺し身
  • シーザーサラダ → セロリの浅漬け
  • チーズ盛り合わせ → ドライフルーツ盛り合わせ
  • にんにく揚げ → にんにくホイル焼き

ヘルシーなつまみを選んだからといって、飲み過ぎてしまうのには注意すべきだ。大量のアルコールは、EDの要因となる男性ホルモン低下を引き起こす。当然だがつまみも食べ過ぎればカロリー過多になるので、節度ある飲酒が重要なところは変わらない。

以上で取り入れやすいカロリーハックを紹介したが、ここでEDに効くと言われる食材についても触れておこう。冒頭で述べたように、昔から精力増進に役立つとされている食材・栄養素は多数存在する。そのいくつかについて、検証してみたので下記リンクから参照いただきたい。

EDを悪化させる生活習慣にも要注意

食習慣を改善させるついでに、その他の生活習慣も見直してみよう。ガイドラインでも挙げられているものとしては、運動不足や喫煙、睡眠不足などは肥満と同様にEDリスクを上昇させる。

ED予防のための運動については、『ED予防の運動・筋トレ|研究結果から見るベストな方法とは』で紹介している。もし、生活習慣を改善してもEDが悪化する場合や、病院に行くべきか迷っているときは『EDで病院に行くべき?バイアグラ以外に治療はある?』をご覧いただきたい。

参考文献

  1. [1]日本泌尿器科学会ほか編. ED診療ガイドライン 第3版. リッチヒルメディカル 2012; 10-27
  2. [2]福元 耕ほか. 早食いと肥満との関連, 日本未病システム学会雑誌 2005; 11(1): 67-69
  3. [3]秋下 雅弘監修. 男性ホルモンの力を引き出す秘訣 初版. 大泉書店 2013; 98-123

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